幹周7.0m 樹高46mのトチの大木(写真左)
その近くにあった杉の木には冬眠から目覚めたのか熊の爪痕があった。

−綾部の古木・名木100選のトチノキ−

本滝の落ち口

総落差50mほどの名無しの大滝です。 (もっさん写真提供:モデルは当方です)

上中段の滝(写真左)と下段の滝。

下段の滝と滝のほぼ全景(写真右)。

上林のまぼろしの滝 落差50m 2010年3月

本日はもっさんの案内で、なべちゃんのHP試作箱のなべちゃんとご一緒しました。
お二方にはどうもありがとうございました。

アクセス:
《京都府綾部市睦寄町古屋》
間違いがあるかも知れないので参考程度にして下さい。
大岩の滝から更に先へ進み、古屋の集落を過ぎて林道の終点まで行く。
林道は軽自動車でないと終点まで行くのは難しい状況だった。
計ってはないが、集落の外れから林道終点まで歩いたとしても600〜700m位だと思う。
林道終点から先へ進むと谷が分かれるので、右の谷に入る。
(90度右の谷は洞峠方面なので、そこは行かないように)
この辺りまで道ははっきりしていた。
棚田跡に植えられた杉林を越えて行くと、またすぐに谷が分かれる。
(この辺りにトチノキの案内板があった)
滝は右の谷にあるので谷を遡上するか、
左の尾根を登って水音を頼りに尾根をへつるしかない。
幹周7mのトチノキは、左の谷を200mくらい入った所にある。
3月末にしては珍しくも着雪してたので、普段なら何でも無さそうな所で時間がかかった。
行きは尾根から急斜面をへつったが、このへつりが大変だった。
帰りは谷沿いに右岸を下ったので楽だった。
順調に行けば林道終点から滝まで30分くらいと思う。




綾部の文化財日誌から借用

秘境の大発見 堂奧谷の滝

1994年(平成6年)7月5日 京都新聞
秘境の大発見 昼も暗いトチの林をぬって流れる無名の滝
綾部 5段、全長100m 地理院届け出も

京都府北桑田郡美山町に近い綾部市睦寄町古屋地区の秘境に大きな滝の流れていることが四日、綾部市森林組合(福井治夫組合長)の現地踏査で分かった。地元の古老も存在を知らなかった未確認の冷線で、同組合は国土地理院に届け出を検討する一方、歩道整備を市に要請、新名所としたい意向だ。
 滝は綾部市街地から28km離れた古屋地区をさらに約1km奥に入った地図上の府道:綾部−美山線の洞峠ふもとの堂奧谷にある。幅20cm程度のけもの道から残り約300mは道が消えている。5段滝になっており、落差十数メートルの滝をはじめ谷川部分を含め、流れ落ちる全長は百メートルはあろうかと思われる。周囲に野生のアジサイが咲き乱れ、トチの巨木が茂る谷間にしぶきを上げて流れる。
 林業一筋に生きる地元古屋地区の坂田清一さん(75)も「滝があるのは初耳。近くの山林までは仕事に行ったが、まったく気がつかなかった」という。発見のきっかけとなったのは、近くの古屋地区所有林百ヘクタールが森林開発公団との分収林として伐採。一昨年植林を完了した際、立ち会った市森林組合職員が滝の流れと思われる水音を聞いたことから、四方悦郎同組合業務課長ら3人が存在を確認するため、この日現地調査した。

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