年休365日制の自分にとっては全く関係の無い話だが、今日はゴールデンウィークの最終日♪ 天気も良い事だし、以前から気になっていた篠山市と京都府の境にある雨石山に女房と二人して登る事にした。
国道173号線を北上し、福井の交差点を過ぎてからしばらく行くと左側に桑形鉄工がある。 その右側のガードレールに切れ目があるので、そこを右折し300mばかり入るとほとんど手入れされていない “小原自然公園” の駐車場がある。
ゴールデンウィークの今日くらいは誰か来ているだろうと思っていたが、誰も来ていなかった。
駐車場から歩いて林道を5分も上ると毘沙門一の滝に、そこから沢沿い左側の荒れた道を上り二の滝を横目にしてから程なく三の滝に到着する。 ここまでは通い慣れた道だ (ここまで駐車場から15分くらい)。


毘沙門一の滝と、三の滝(写真右)

 

今回考えたのは、まずは三の滝右側の急斜面をよじ登って鉄塔巡回路に出る。 そしてその後それを利用するコースだ。
女房が三の滝の急斜面をよじ登れるかどうか心配で、一応ロープは持って来たがロープ無しで何とか登れた。


三の滝を登り終えた辺りの尾根から見た対岸(松の木の向こうに甲65鉄塔がある)


巡回路に出てから少し上った所にある脇道を左に下った所で昼飯を食べた (甲65鉄塔への巡回路)。
ここは三の滝滝口で木陰になっており昼飯を食うにはちょうど良い所だ。
滝口には巡回用の小さな鉄橋が架かっている。 食事を済ませてから次の目標の乙64鉄塔を目指した。


三の滝滝口の鉄橋と、所々にある鉄塔巡回用の立て札
 

中途半端な分かれ道とかはあったが、何と云っても鉄塔巡回路〜難なく乙64鉄塔に着いた。


乙64鉄塔に到着〜毘沙門山まであと少し(写真右)
 

ここから先は稜線を歩くだけ〜楽ちんだと思っていたら案外そうでもなかった。
所々にあった岩の上から振り返ると乙64鉄塔が見えていた。
花の終わったヒカゲツツジのトンネルを抜けると毘沙門山の頂上はもう目前。


乙64鉄塔と花の終わったヒカゲのトンネル
 

毘沙門山の頂上まで辿り着いた。
駐車場からここまでの所要時間は昼飯タイムも含めて、写真を撮ったりしながらで1時間30分。
国道173号線から見ても分るがここはかなりの岩山、それにしても予想以上にハードだった。
 幸いにして雨石山よりも毘沙門山の方が高いので、目的の雨石山はカンベンしてやる事にした。
雨石山までせいぜいあと400m位なんだがなー


西は甲64鉄塔の向こうに八ヶ尾山、小金ヶ嶽、三嶽がほぼ一直線に並ぶ



南は北摂の山並み



北摂の深山方面と、弥十郎ヶ嶽方面(写真右)
 

北は山名が分らないので写真を撮らなかった 東は藪で視界不良。

ヒカゲツツジとコバノミツバツツジは終わっていたが、モチツツジはこれからがピーク。
小さな葉が3枚ずつあるのでコバノミツバツツジ、花の付け根辺りが餅みたいにネバネバしているのでモチツツジ、なんと覚え易い名前だろう。
帰りでの三の滝への下りは女房にはきびしいようだったのでロープを使った。


三の滝への下り



余談ですが・・
去年 同山域にある洞窟(毘沙門洞)に入った時、どう聞いても遠くで犬が鳴いているとしか思えない声がしてました。 何の鳴き声だったのかずっと気になっていたんですが、今日やっとその謎が解けました。 
三の滝へ下る途中で同じ鳴き声が聞こえたのです。 しかし、それは近付く程に蛙の鳴き声になってきました。
複雑な谷間の地形に反響して遠くからだと犬の鳴き声の様に聞こえたんですね。 洞窟の中でもそれと同じ現象が起こっていたのだと思います。
どうしてもその蛙を確認したくなったのですが〜地面の岩の中で鳴いている声の持ち主を発見する事は出来ませんでした。
声のする小さな入り口の水溜りには卵塊がありました。 とすれば・・ 鳴いていたのはお母さん蛙?

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毘沙門山(630m) 2008年5月6日

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